アイアイじゃないよ!ワオキツネザルだよぅ

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ワオキツネザルが好きすぎて日々ツイッターで呟いてますが、そちらで書ききれない事を当ブログで呟いています。

ワオキツネザルの個体識別メソッド

好きな動物って、ずっと見てると個体識別したくなるもんで、ずっと観察していると、同じように見えて実は個体によって違いが見えてきたりします。

私がワオキツネザルにハマって約3年間観察してきて、どういう部分に個体の違いが出てくるかなどを挙げてみたいと思います。

個体識別のキモはやっぱ顔です。

その中でわかりやすいのが「目の色」。

基本は黄色ですが、オレンジ色っぽい個体もいます。上野動物園にいるジジとエミを見比べるとこんな感じです。

ジジとエミ

美女ワオさん(エミ、左)目の色はオレンジが濃い感じ、一方、おっさんワオ(ジジ、右)は薄い黄色です。

このふたりは上野のワオちゃんの中でも目の色が両極端なので、とってもわかりやすいかとは思います。

額のかたち

額も個体差がいろいろ出ていますね。

前髪ぱっつんのような真っ直ぐな個体とか、真ん中に分け目がある個体とか、あと額に一本線があるとか、この部分は比較的バリエーションが豊富です。

鼻の根元

ワオちゃんの鼻先はみんな黒いですが、根元の毛がある部分とない部分の境目部分が二股になってる個体と丸くなってる個体とがいます。

その辺を実際に個体写真を交えて説明してみたいと思います。

エミ

まずは登場頻度の高い美女ワオさん(エミ)
彼女は額はこんな感じで割れてます。そして鼻の根元も二股になってます。

ラト

こちらはラトさん。

美女ワオさんと真逆で、額はストレートでぱっつん前髪(?!)みたいな感じ。鼻の根元も割れてなくて比較的丸い感じです。

この二頭は現在クロシロエリマキキツネザル舎の放飼場で暮らしてるので、個体識別しやすいと思います。

アスラン

こちらはアスランくん。

額が割れてるのですが、うっすらと縦ラインがあります。そして鼻の根元も二股に割れています。

耳に関しても形にバリエーションがあります。ただ、そこまで見れるともうマニアレベルだと思います。(例えば上記3頭でいうと、ラトさんとアスランくんは耳先が立ってるけど、美女ワオさんは耳先が横向きとか・・・)

なので、耳に関しては「切れてる」とか「裂けてる」とかを見るのがいいかと思います。

上野の子達は耳がきれいな個体が多いので、こちらは埼玉県こども動物自然公園の個体にご登場いただきます。

キング

キングくんは左耳が欠けています。

レニー

レニーちゃんも左耳が欠けているんです。

サン

サンちゃんは右耳ががっつり避けております💧

サン

マーチちゃんもご覧のとおり、左耳が裂けております。

ただ、耳に関しては日々変化します。現にキングくん、マーチちゃんは最近の画像なので、一年前の画像だと耳はきれいな形なのです。

なので、耳に関しては日々の変化を観察することでしょうか。

体の違い

体で注目なのは「しっぽ」ですね。しっぽは結構個性が出ています。

フウ

上野のアルファメスのフウさんはしっぽが途中で切れているため、他の個体よりも短いです。ワオちゃんは通常しっぽの先は必ず黒いので、そうでない個体は様々な原因により途中から切れてしまったと思われます。

まあ、自身の体よりしっぽの方が長いですから。切れたら痛くないんですかね。

テンテン

こちらはテンテンくん。しっぽがかなり太く、ふさふさで立派です。

超個性派

中にはこれらに当てはまらない個性派もいます。

ジジ

おっさんワオ(ジジ)は中々ない顔立ちですね。何がどうって説明できん。これこそおっさんクオリティーですわ(愛着もって言ってるんですよ)

そんな感じで、個体識別ポイントの参考になりましたら幸いでございます。