ワオキツネザルが普段展示されている「ワオ島」は周りが池に囲まれています。
水が苦手なワオちゃん達は通常池には近づかないのですが、ごくたまに様々な原因によって池に落ちてしまうことがあります。
実際に私自身もそれを目撃する事になろうとは・・・
2020年7月のある日、ワオちゃんを見ようと不忍池のデッキに近づいたら何だかバシャバシャと音が・・・
その音の方向を見ると、島のへりのところで1頭のワオちゃんが池に落ちている！！！
しかもワオちゃんは体まで水に浸かっていて、必死に陸の草を掴んで這い上がろうとしている！！！
「ぎゃあぁぁぁ～～！！何とかしなきゃ！！」
とあたふたしていたら、しばらくして何とか池から這い上がってきた。
ひとまずほっとしましたが、果たして大丈夫なのか・・・
注意深く見ていたら、このワオちゃん、急につり橋方向へ走り出し、
そして獣舎入口で濡れた体をなめ出しました。
仲間たちも心配そうに様子を眺めます。
美女ワオさん（エミ）が様子を伺いに近寄るも・・・
本人もショックだったのか、仲間たちから離れようとします。
アスランくん（左）、オインゴくん（右）も心配そうに見つめます。
おっさんワオ（ジジ）が行くも・・・
やっぱりひとりにしてほしいのか、つり橋をワオ島方向へ歩いていきます。
幸いにも7月の晴天の日、気温も高かったので、ワオちゃんの体もだんだん乾いていき
30分後にはこんな感じで、1時間たてばほどんど乾いていました。
その後は仲間とも一緒に過ごしていたので、まずは一安心をしました。
後に個体識別ができるようになってから、後にこの個体は一番の長老「イチ」くんと判明。彼は現在も元気に暮らしていますので、ご安心ください。
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今回は幸いにも大事故にならなかったのですが、泳げないワオちゃんが今回のように池に落ちてしまい、過去には死亡事故もあったようです。
私は今回、その状態を目撃したにもかかわらず、混乱して何もできなかったので、ツイッターで「どうすれば良かったですか？」と皆様にお尋ねをしました。その時のリプライとして。
・園の代表電話に連絡する。
・近くの係員に伝える。（ワオ島の場合、ギフトショップのスタッフ、軽食レストランのスタッフ、池之端門のスタッフ）
などのご意見を頂きました。その節は皆様ありがとうございました。
とにかく、ワオちゃんが池に落ちているのを見かけましたら私のように慌てると思いますが、彼らは泳げませんので命に関わります。
その際は早急に係員に状況の連絡をお願いしますm(__)m。
